建築生必見! 独立住宅について知っておきたいこと

これは建築を学びたい人が最低限押さえておきたいことを紹介するブログです。

 

そんなに難しくないのでぜひ覚えておいてください。

 

今回は住宅について、そのなかでも独立住宅について紹介したいと思います!

 

独立住宅


 

住宅とは


住宅の種類


住宅の種類は大きく2つに分かれています。

独立住宅:戸建(こだて)住宅ともいう。

集合住宅:2つ以上の住宅が集合したもの。低層集合住宅、中高層集合住宅などに大別される。

 

独立住宅とは


独立住宅については以下のようなことがあてはまります。

・住む人の意向にあった住生活を充足させる住居

・地域と住まう人の特性の上に住宅は構成される

・「団らんする」「くつろぐ」「一人になる」「食べる」「寝る」場

 

 

活動に対応した場


 

団らんする・くつろぐ ー居間ー


居間は以下のようなものとなっています。

・居間でのくつろいだゆるやかな集い

・「個体距離」「社会距離」の2つの距離と行動

・「個体距離1.5m」食卓やこたつに座っての会話

・「社会距離3m」応接セットを使っての団らんや接客

 

 

場をしつらえる


LDK(居間・食事室・調理場)における応接セットと食事テーブルの配置関係にはいくつかのパターンがあります。

家具に座った人どうしの視線が交わるものがソシオペタル型、視線が交わらないものがソシオフーガル型といいます。

また、家の中の広場のような、出来るだけ広いリビング(居間)を設けたものもある

 

一人になる・寝る -主寝室・こども部屋ー


夫婦の主寝室と子供室があります。

主寝室は最もプライバシーが要求され、余裕のある広さで計画されるのが望ましいとされています。

高齢になると寝室は就寝するだけでなく、日常生活の一部が営める居間の役割を果たすようになるでしょう。

また、こども室は成長にともない寝室、遊び場、勉強部屋としての機能が必要となるため、一人部屋では4~6畳、二人部屋では7~10畳程度の大きさが必要とされています。

 

調理する・食べる ー調理室ー(キッチン)・食事室(ダイニング)ー


近年はダイニングに面して開いたオープンキッチンが多くなっています。

オープンキッチンは調理をしながら家族とコミュニケーションがとれます。

オープンキッチンでは背後の壁側に配されたレンジの煙や熱を簡単に外に逃がせる利点があるが、調理がしにくいなどの問題もある

 

しまう -収納空間ー


収納空間は延べ床面積の10%程度の収納空間を確保することが望ましいとされています。

主寝室の収納や押入はふとんや衣服の入れ替えなどで寝室面積の20%程度を確保する必要があります。

また、ウォークインクローゼットは動線空間が余分に必要なため面積的な余裕が必要とされています。

 

 

場と空間の組み立て方


 

平面計画


動線計画とは人や物が移動・運搬されるルートで建築を計画する上で重要な考え方となります。

また、家事動線については台所と勝手口の間にユーティリティをもうけるなど、能率的に家事作業がこなせるようにします。

高齢者の部屋は一階に配置し、便所・浴室・洗面所などとは短い動線とします。

居間の配置は住宅の中央に配置する「ホール式」や端部に配置する「袋式」などがあります。

L(居間、リビング)、D(食事室、ダイニング)、K(調理場、キッチン)はさまざまな組み合わせがあります。

 


配置計画


敷地内に建物を配する際に、採光や通風、プライバシー、隣地との関係をよく考慮して、その建物や庭などの外部空間が快適で使いやすいものとします。

住宅の配置計画では採光と通風・換気が重要な考え方となります。

採光条件をよくするためには、南面する部屋が多いほうがよく、東西軸に長い間口をもつ配置が有効です。

 


建築類方への適用(建築のひろがりや現代への対応)


日本の住まいは家族のありかたの変化とともに伝統的な住まいから姿を変えてきました。

モダンリビングとは①いす座が取り入れられる、②洋風リビングをもつ、③公私分離のゾーニングをとる、といった特徴をもつ現代の生活スタイルです。

公私分離型にはコア型やコートハウス型、分離並列型などの住宅提案があります。

また、公私分離型以外には一室型、個室群型、続き間型、非分節型、狭小型などの独特な住宅提案があります。

 

 


以上となります。少しでも理解してもらえたらうれしいです!